頚椎症で、してはいけないこと、注意すること

注意すること

注意するべきなのは、頚椎に負担がかからない、正しい姿勢を保つことです。

頚椎に負担がかかると、椎間板や椎間関節などに負荷がかかり、長期的にみると頚椎が変形する方向に力が加わります。また、圧迫されている状態の脊髄が、さらに圧迫される可能性もあります。

正しい姿勢とは、その姿勢を維持するのに必要な筋肉の活動に必要なエネルギーが最小限になるような姿勢、を指します。

具体的には、

立った姿勢では、耳、肩、大腿骨の頭(大転子)、膝関節の前方、くるぶしのやや前方、が一直線に並んだ状態が、正しい姿勢です。

座った姿勢では、頚部および体幹が地面と垂直になり、股関節と膝関節がほぼ垂直に曲がり、足底が地面に付いている状態が、正しい姿勢です。

耳、肩、体幹の中央、股関節が直線上(に近い位置)にあります。

仕事の際、特にデスクワークの方では、机や椅子の高さ、パソコンモニター画面の高さと角度を調節しましょう。

 できるだけ目線とディスプレイの高さを合わせる

 机に手を乗せたときに、肘関節、股関節、膝関節がほぼ垂直に曲がり、足底が地面につくように、 椅子の高さを調節する。

などに注意しましょう。

してはいけないこと

首を屈曲(下を向くこと)、または伸展(上を向くこと)した姿勢を長時間続けないようにしましょう。

日常生活では、勉強、読書、スマホ、編み物、パソコン操作、テレビを見る、などの際に注意しましょう。

たとえば、首を前屈してスマホを見続けている方は多いです。

寝転んでテレビを見たり、うつ伏せの状態で読書をするのも、好ましくありません。

同じ作業であれば姿勢を変えずに続ける方も多いですが、前屈または後屈した姿勢での作業が続くと、必然的に首の負担へとつながります。

特に頚椎症と診断された方は、可能な範囲で、デスクワークなどの作業中に休憩を入れて、姿勢を変えることが望ましいでしょう。

おすすめする運動

頚椎を良い姿勢へと改善するためには、あごを引くように意識すると良いでしょう。

具体的には、下のような運動をお勧めします。

①顔は正面を向いたままで、下あごに手をあてる。
②あごを後ろ側へ軽く押す。1回につき、20秒ほど続ける。

ただし、頚椎椎間板ヘルニア、または頚椎症による神経根症などで痛みが強い間は、首の運動は避けた方が良いでしょう頸部は安静とし、特に前屈、後屈の動きを控えるように注意して下さい