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腰痛の原因と治療


腰痛に対する治療には、どのようなものがありますか?

一言で腰痛と言っても、その原因は様々です。

患者様の症状を詳しくお聞きし、綿密に診察することはもちろんなのですが、それだけで腰痛の原因を判断することは容易ではありません。実際には、治療しながら同時に原因を探っていくことになります。

また、腰痛の治療と言っても、世の中にはたくさんの治療法があります。実際に一人の医者がそれら全てを行うことは難しいものです。私どもでも、基本的には治療を薬の内服から始めます。しかし、それでもよくならない場合には、神経から腰痛を治す方針にしています。これは、腰の痛みを感じている神経をピンポイントで狙って、ブロック注射をすることで、痛みを和らげる治療です。

特に多い腰痛の原因と、それらに対するブロック治療について説明します。

 

椎間関節痛





こしぼねが後ろでつながっている部分(椎間関節)が傷つくことで、周りの神経(後枝内側枝)が刺激されておこる腰痛です。





 背中を反らすと特に腰が痛みます。
 腰の真ん中より3cmほど外側を押しても痛くなります。
 足の外側が痛くなることもあります。










後枝内側枝ブロック
というブロック治療を行います。
レントゲンで確認しながら正確に、腰の痛みを感じている神経(後枝内側枝)にブロック注射を行う方法です。10-15分程度で終わります。
(図:点線が椎間関節、矢印先がブロック注射の針)










仙腸関節痛




骨盤の骨である仙骨と腸骨の間にある関節を仙腸関節といいますが、その関節にわずかなズレが生じることによって、周りの人体や筋肉に分布する神経が刺激されておこる腰痛です。



 腰のおしりに近い部分や、足などに痛みが出ます。

  長い時間椅子に座れない
  仰向けに寝れない、
  痛いほうを下にして寝れない

 などの症状がでます







仙腸関節ブロックというブロック治療を行います。
レントゲンで確認しながら、仙腸関節の表面にある神経にブロック注射を行う方法です。
片方の仙腸関節ブロックは10-15分程度で終わります。
 (図:点線が仙腸関節、矢印先がブロック注射の針)








筋筋膜性腰痛

筋肉と筋肉の間にある膜を筋膜をといいますが、その筋膜が原因で起こる腰痛です。押すと痛む、体を動かすと痛む、同じ姿勢を保つと痛い、など、様々な症状が出るので症状だけでは診断できません。

エコーガイド下ハイドロリリースという治療を行います。
(ハイドロとは水分という意味です)




(黄矢印:胸腰筋膜、赤矢印:注入された薬液)。
超音波の機械で腰の筋肉および筋膜を確認しながら、痛んでいる筋肉の筋膜内に薬剤を注射する方法です。
他のブロック注射を併用することもあります

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